死亡保障の保険とは?たったの3種類しかない!

一般に生命保険(死亡保障、以下死亡保障とする)は難しいといわれます。しかし私にいわせると、死亡保障は自動車保険に比べると極めて単純で、特別難しい存在ではありません。

なぜなら、死亡保障には3つしか商品が無いからです。

そしてこの3つの商品に、もしも加入した人が不幸にも亡くなってしまったときに必要な額(必要保障額)を設定する。死亡保障とはたったこれだけなことなのです。だから基本的に簡単なものであるといえます。

ではなぜ死亡保障は難しいといわれてしまうのでしょうか?

生命保険を勧める保険会社の外交員の知識不足と説明不足

生命保険業界は非常にノルマが厳しい世界です。
多くの人が保険会社に入社しますが、ほとんどはすぐ辞めていくことになります。

だから生命保険を勧めにくる外交員は知識不足の新人さん、ということが多く、
保険に入る目的を明確化できず、また商品の説明ができない、ということになります。

商品名、保険証券がわかりにくい

「ライフアカウントL.A」「ライブワン」「堂々人生」とかいわれて、
いったい何を想像しろというのでしょう?

そして契約内容が記載されている保険証券をみると、もっとわけがわかりません。
「5年ごと利差配当収入保障特約付終身保険」「積立利率変動型定期付積立終身保険」
なんていわれても、普通の人にはさっぱりです。
(私だってわかるようになるのは時間がかかりました)

これにさらに特約が加わります。
特に本来分けて考えるべき医療保障も一緒に考えるから余計わけがわからなくなるのです。

それを補足するためにパンフレットと約款を保険会社はもってきます。
しかし薄いパンフレットでは保険の概要しか理解できません。
あの分厚い約款を全部読む奇特な人間はわたしくらいです。

死亡保障がわかりにくい理由は主にこの2つのせいです。
しかし、実際には先にも書きましたが、
死亡保障の保険とはたったの3つしかないのです。
(あとはこの三つの応用系だけです)
そしてこの3つの保険を理解すると、死亡保障というものが見えてきます。

死亡保障の保険は3種類

死亡保障の保険というと、たくさん商品がある感じがしますが、何度も書きますが、実際には3つしかありません。

その3種類とは、「定期保険」「終身保険」「養老保険」のことです。それではそれぞれの商品の特徴を見てみましょう。

まとめるとこんな感じになります。

保障期間 保障 保険料
定期保険 一定期間 特大 掛捨て
終身保険 一生涯 解約すればかなり戻ってくる
養老保険 一定期間 極小 満期になると戻ってくる

同じ30歳の男性が保険料一万円でいくらの保険には入れるかの比較です。
定期保険と養老保険の保険期間は10年、終身は60歳まで払い込み、
保険料は月々1万円程度にして設計してみました。

保険期間 保険金額 満期保険金・解約返戻金
定期保険 10年 6000万円 なし
終身保険 一生(保険料は60歳まで払う) 480万円 102万円(10年で解約した場合)
養老保険 10年 116万円 116万円

保険金額:死亡したときに受け取れる金額
(なお定期保険、養老保険で更新時も同じ保険料を払うとして60歳まで更新したとすると、更新するたびに保障額はもっと小さいものになります)

定期保険

保障は最初に決められた期間のみ(10年とか、60歳までとか)。
しかしその分保険料は終身保険に比べて格安です。
保険料は基本的に最初に決められた期間(保障が続く期間)払います。
払った保険料は基本的には戻ってこない掛捨ての保険です。

終身保険

保障は一生涯続きます(つまりいつかは必ず保険金を受け取れます)。
保険料は一生涯払い続けるモノと、60歳までとか30年とかいうように
一定期間払うものがあります。

養老保険

保障は定期保険と同じく最初に決められた期間だけなのですが、
その期間が終わったあと、保険金額と同じ金額が満期保険金として戻ってきます。
ただし戻ってくる分保障としてはとても小さいモノになります。

死亡保険の設計

人それぞれの必要保障額を「いつまで、いくらまで必要か」という観点で算出し、そして3つの死亡保障の保険の特性を活かして、この3つの保険で必要保障額を備えるというとです。

参考までに、どの保険をどんなときに使うか、例をあげておきます。

定期保険

その大きな保障を生かし、何かあったときの遺族の生活費に。
子供が独立するまでの期間カバーできるように設定。
(または妻が老齢年金を受け取れるようになるまでに設定する)

終身保険

保障は一生涯続くので、死亡時に必要となる固定的な費用に備えます。
例・葬式費用、遺産相続にかかる登記などの司法書士手数料、社宅からの引越し費用など。

養老保険

死亡保障は何かあったときの子供の学費として。満期保険金は大学の入学金としてつかう。

死亡保障は、このように3種類の保険に必要保障額相当額を設定することで完成します。(通常の保険会社の売っている保険も、これらの組み合わせになります)

必要保障額の算出方法

必要保障額とは
「いまその人が何かあったら、遺族のために残してあげる必要がある金額」
の事を指します。

もしも必要保障額が今後の遺族の見込み収入や今ある貯金、もらえる年金よりも多いのなら、
その多い部分を生命保険でカバーする必要があります。
ですから、人によって額は当然異なりますし、家族の中でも、サラリーマンの夫と、
パートにもいっていない専業主婦の妻では、設定すべき必要保障額が異なることになります。

このような理由から必要保障額は一人一人の状況に合わせて設定すべきであり、
みんながみんな同じ額になることはまずありえません。
また算出する時に応じて必要保障額は変化します。

ここではそんな一人一人異なっている必要保障額の算出方法を説明していきます。

保険外交員

特徴
全国でかなりの数がいる

メリット
無料

デメリット
自社商品以外は詳しくない。
執拗な勧誘を受ける恐れあり。

ファイナンシャルプランナー(金融機関所属)

特徴
銀行、証券系を合わせるとかなりいる

メリット
無料。金融全般の知識を持っている。

デメリット
自社商品を執拗に勧めてくる人がいる。この場合知識が多い分たちが悪い。

ファイナンシャルプランナー(独立系)

基本的には相談は有料になります(彼らはこれで稼いでいるわけですから、当然です)。ただし、保険代理店をしている人の場合は、相談が無料のかわりに代理店をしている商品を勧めてくる可能性があります。そんな場合でも、金融機関所属の人よりははるかに公正中立なアドバイスをしてくれます。

特徴
少ない。保険代理店をしてるいことが多い。

メリット
さまざまな商品からピッタリの商品を選んでもらえる。

デメリット
有料か、代理店をしている商品を執拗に勧められるかのどちらか。

どうせ相談するのであれば、優秀な人に相談したいものですが、そんな優秀なファイナンシャルプランナーかどうか調べるためには、まずこんな質問をしてみると効果的です。

質問:「あなたは何で稼いでいるのですか?」
一番オススメ:「私は主に有料相談で食べている。保険代理店はしていないが、
あなたにふさわしい商品があれば、しかるべき人を紹介する。」
次にオススメ:「私は保険代理店をしているので、それで主に稼いでいる。
複数社の保険を扱っているので、あなたにふさわしい商品を選ぶことができる。」
あまり良くない:「私は保険代理店をしているので、それで主に稼いでいる。
保険会社は1社としか契約していない。」

できれば公正中立さが期待できる保険代理店をしていない人を、
保険代理店をしていても、複数社と契約している人を選びましょう。

知り合いに優秀なファイナンシャルプランナーがいない人へ

最近は無料でファイナンシャルプランナーが電話で相談に応じてくれるサービスもありますので、
これを活用することをオススメします。
利用方法は、まずインターネット上で日時を予約して、電話で相談を受けます。
そして希望があればその商品を取り扱っている代理店を紹介してもらえます。
(希望した場合以外で勧誘を受けることはありません。)

無料で中立なファイナンシャルプランナーの相談を受けれる便利なサービスなので、
生命保険で悩んでいる人は一度利用してみるといいと思います。
↓詳しくはこちらをごらんください

 

ネット上の算出サービス

ネット上で必要保障額を算出するサービスをやっているサイトはいくつかあります。
その中で代表的といえるのが、損保ジャパンDIY生命のサイトです。

損保ジャパンDIY生命 は通販専門の生命保険会社で、
対面販売をしないため必要保障額の算出も自分でする必要があります。
しかしここのサイトは、誰でも簡単に、
情報を打ち込むだけで必要保障額が算出できる仕組みになっています。
もちろん無料で何時でもサービスを利用することができます。

当サイトでも損保ジャパンDIY生命は徹底的に解説していますので、
それを見てやってみていただきたいと思います。

特徴
ネット上で簡単にできる

メリット
無料。短時間でサクサクできる。

デメリット
結果が画一的になりやすい。応用がきかない。

自分でやる

必要な知識と時間さえあれば、自分で算出することができます。方法はいくつかありますが、代表的なものを当サイトでも取り上げたいと思います。

特徴
知識がひとそれぞれ

メリット
原則無料。(本代などかかる場合があり)

デメリット
知識の習得と情報収集に時間と金がかかる可能性あり。

 

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